ラスト、夏月(新垣結衣)と啓喜(稲垣吾郎)、この二人の間
たった机一つですが、それ以上の隔たりがあることは理解できるのです
ただ、もしその隔たりが“普通”という線引きであるとするなら・・・そこから…
多様であるというのは苦しいことなんだな、と。
マジョリティで一般的な指向をもっている人の家庭が崩壊し、そうでない人の方が真実の愛や絆をつかんでいる(ように見える)。
登場人物たちのものの見方があまり…
性的マイノリティの人がもつ違和感を「ずっと異世界から地球に留学しておるような感覚」と表現しているのが印象に残った。私自身、他の人とは違うなと思うこともあるので、納得というかわかるなあと思ってしまった…
>>続きを読む正直に感想を書くと「わからなかった」と言う部分がとても多い作品であった。
むしろ他人の性的マイノリティを理解できる方が少ないので映画を見て感じる後味の悪さや煮え切らない感覚は意図された演出だったと思…
普通なんてものはない、存在しないと思わせられる作品。
でも同時に、「違う」ことを受け入れることと、「なんでも許す」ことは別物だと思った。
稲垣吾郎の役は、いわゆる「普通」側の人間で、この作品では悪者…
◆あらすじ◆
地元のショッピングモールの販売員の桐生夏月は学生時代に普通とは異なる感性を持つ佐々木佳道と共感を得ており、佳道が地元に帰ってきたことを知り、彼との再会を図る。一方、検事の寺井啓喜は不登…
原作読んだからどんなもんかと思って映画を見てみたけどあの量を2時間にまとめるの難しいと思う。映画も良かったけど絶対小説読んだ方が登場人物の心情はもちろん色々と理解できる。八重子パート少なめだったから…
>>続きを読むⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社 ⓒ 2023「正欲」製作委員会