原作は有名な反戦文学だが、この映画も戦争の「厭さ」「無益さ」をそれこそ嫌というほど描いている。
戦争への興奮と高揚、祖国への愛国心から戦場に到達した新兵たちには強烈な洗礼が待っているが、泥に塗れなが…
意外と飯映画?
最新の映像技術によって描かれる戦闘シーンは凄すぎるが、それにも増して目を引くのが、荒々しい鶏のボイルしただけの料理、終戦交渉に向けた時の空疎な料理、死ぬ間際のスープ、生死を左右する卵…
第一次世界大戦を描いた映画で思い浮かぶのが「1917 命をかけた伝令」 。1917はイギリス側からでこちらはドイツ側。どちらも悲惨な状況で若者が次々亡くなっていくのは同じだが、主人公のラストが正反対…
>>続きを読む「戦争映画」じゃなく、「人間が壊れていく記録」だった。
第一次世界大戦が舞台の映画だけど、銃撃戦や爆発よりも、「戦争の無意味さ」と「若者がただ消費されていく現実」がじわじわ突き刺さってくる。
途…