年初の1本めも、年末年始を過ごした北信の地で。老舗の箱、長野相生座ロキシーにて鑑賞。
これまた、予備知識は皆無、パキスタンの作品という物珍しさと、学生時代に旅した、ラホールが舞台という郷愁も…
この映画を観た多くの人が感じているように、これはパキスタン映画なのだけれど、日本の話、いや、ほとんどすべての世界の話だなと、慄然とし、また、個人的には、楽に生きてる(ホントは楽じゃないよ、もちろん、…
>>続きを読むバキスタン映画。
サイム・サディック監督長編デビュー作。
監督の自叙伝的なものを取り入れて描いている。主人公ハイダルが監督本人を投影。
カンヌ ある視点部門 審査員特別賞とクィア・パルム賞受賞。…
「花嫁はどこへ?」と同日に鑑賞。
花嫁が陽のフェミニズムだとしたらジョイランドは陰のフェミニズム(決してフェミニズムの暗部という意味ではありません)と言えるのではないかなぁとぼんやり考えていました。…
ムスリム社会での家父長制は宗教観ともあいまってまだまだ根強いながら、世界の趨勢もニュースやらSNSやらから入ってきて過渡期なのだろう。トランスの存在がどう受け止められるかどうかも連動するはず。日本の…
>>続きを読む家父長制が続く家族。
長は長で威厳を保ち続けなければならない重圧があるようだが、
それは知ったこっちゃない。
男尊女卑が普通にまかり通っている
しがらみばかりの社会。
誰得なパキスタンの実情…
踊る場所は探さずともあったはずなのに、肘が当たれば叩かれて、声を上げれば嗜められるから、観覧車の筺の中で同じ所をぐるぐる回っている
髪を切った後のうたかたまぼろしを映した鏡は、夢までは見せてくれない…
映画が上手い。
時代に合わない保守的な家族観や慣習によってアイデンティティに揺らぎを感じている登場人物たちが、美麗なフレーミングで描かれていく。
現代でも男尊女卑よろしく、鬱屈しているパキスタンコミ…
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