“怪物“なんてひとりもいなかった
まさに丁寧で良質の邦画という感じ。
カンヌ映画祭で、クィア・パルム賞を獲った事がある意味ネタバレになってしまったのではと思ったけど、そんな事は気にならなかった。…
「誰かにしか手に入らないものは幸せっていわない」
「誰でも手に入るものを幸せっていうの」
何って具体的に言えないけど、私たちはもうすでに手に入れてるんだろうな。日々の中にある、見過ごしちゃうような…
このレビューはネタバレを含みます
最初はなんか不穏すぎて、これどうなのかなって思ってたけど、どんどん面白くなる。
同じシーンを色んな角度で見れて、どんどん緻密なdetailが重ねられて、深かった、、。
意外性。
モチーフは「銀河鉄…
♯82 それぞれの視点
舞台は長野県の諏訪湖の見える郊外の町
主なキャストは、
1人息子の湊を愛するシングルマザー早織
生徒思いの学校教師保利
発達障害気味でイジメのターゲットの依里
生徒には無関…
とてもやるせ無い気持ちになった。
みんなそれぞれの信念、正義、常識に従って動いていて、悪意が無いだけに救いも無いのが切ない。
視点が変わるごとに見えるものが変わってくる構成がミステリーらしくて面白か…
このレビューはネタバレを含みます
いろいろな登場人物の視点から見るので、誤解がどんどん解けていく。音楽も映像もいい。最初は先生側にイライラするけど、話が進むにつれて納得していける。堀先生が1番かわいそうな気がする。最後は死んだ?心か…
>>続きを読むこんなに切ない映画とは全く知らなかった。
タイトルも上手くミスリードしているし、予告も巧みにミスリードを誘っているんですね。
映画を観る前は「学校にクレームを入れる毒親よりも、もっと恐ろしい怪物…
©2023「怪物」製作委員会