オーストリアの貴族が優雅な隠遁生活を送っていたがナチスドイツの侵攻が始まり莫大な資産を所有している貴族は囚われホテルに監禁される。時間の感覚がなくなりどんどん精神が崩壊していく中、チェスだけが彼の救…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
オリヴァー・マスッチの作品いくつか観てるけど、いつもなんとなくハラハラザワザワさせられる。上手いよね。
でもこの作品、気持ちが掴まれたのは初めの一瞬で、最終的に話が好みじゃなかった。原作があるんで…
“The Legend of 1900”みたいな凄まじい決闘が繰り広げられるのかと思ってたけど、なんていうかよく分からないうちにチェスゲームが終わってた。なんなら精神的?描写的?に劣勢に見えてたのに…
>>続きを読む鬼気迫った緊迫感。
原題「チェスの話」そのままで、仕掛けたわけじゃない一縷の望み、溺れる中の藁のような、どうあっても生きようとする人の心が、なりふり構わず掴んだ唯一のもの。
ゲームだ、と嘯くには一…
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