光石研がたまらなくチャーミング。方言がとにかくイイ。松重豊のちゃーしぃがうるさくてイイ。
すべてを言わない演出、先生と教え子の距離感も好感が持てた。
二ノ宮隆太郎は役者としてしか認識してなかったが、…
このレビューはネタバレを含みます
インタビューされているときのゴダールが「話している俺を撮るな、それを聞いている人々を撮れ、それはずっとずっとサスペンスだ」みたいなことを言っていたが、本当にこの映画はずっとそう。この言葉を言っている…
>>続きを読む熱血ではないけれど、それなりに生徒にはいい教師だし、それなりにいい管理職だと思う。ただ、夫・父親・息子・友人としては今ひとつ。その役を自然にやってる光石研、上手い。重い病気にかかると、やっぱり人生振…
>>続きを読む定年間際のオッサン「なぁ、由真(娘)」
由真さん→携帯ポチポチ…数秒後「え?」(かったりーな感)
【概要】
①定時制高校で教頭をしている主人公の末永。来年には定年退職する予定であり、職場では生徒た…
記憶がなくなっていくこと、老いて死を身近に感じること。
必死に過去を取り戻す様にもがいて空回って。
その必死さが痛々しくて切なくて…でも無意識に引いた境界線で1人立ち往生する姿が可笑しくて。
光石研…
死を悟った人の生き直し映画として観るのが通常の見方なのだろう。
しかし、世界を変えるにはまず自分からという言葉があるように、主人公は嘘の自分を演じることで周りの人間を思い通りに変えようとしたのでは…
©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ