このレビューはネタバレを含みます
生涯、映画に対して"わからない"を貫いた男の軌跡。
映画内のインタビュー映像でゴダールが「今、目の前に子供たちが現れて話しかけたいと思った時、私には『映画に出ないか?』という言葉しか持っていない」…
中二病。
それもとんでもなく。
ゴダールが自分自身を『老学生』と表現しているが、まさにその通りで彼は初期衝動にかられた学生なのだ。
価値観を書き換えること。
ゴダールはまさにその先鞭をつけた人…
その身を決定的に破壊した以降の世界にも創造の萌芽は生きている。彼の映画が残っているからである。我々は新たな反逆新たな革命への蜂起を呼びかけられている。
「たとえ希望が叶わなくても我々は希望を持ち続…
ゴダールが安楽死を選んでから、もうどのくらい経ったのだろう。ゴダールに魅せられて映画を志して、ゴダールにおだてられて映画の世界で右往左往していた僕にとって、ゴダールは愛憎入り乱れる存在なのだった。
…
貴重だから5。
ゴダールの功罪は、左翼をおしゃれに見せたことだと思います。でも極右や排外主義をおしゃれに見せるより1万倍良い。でも、そんな人間が現れて人気を集めたりすることもあながちな今日このごろ。…
映画が誕生して1世紀しか経ってないから、まだまだバケモノが出てきますぞー!もういきすぎて映画は無まで言うてもうてる。ゴダール映画を観てると、彼の作家性が視聴者の想像の矛盾を突いて、理解不能にさせてい…
>>続きを読むやっぱり知れば知るほど面白い。私をフランス映画好きに導いてくれた偉大なる変わり者。結婚には向いてないけど映画作家として尊敬する。
何から何まで全然理解出来ない。だからずぅっと好きなんだと思う。
アン…
ゴダールの何気ないジャケットにシャツスタイルやサングラスがおしゃれで字幕がしばしば頭に入ってこなかった。
昔、ゴダール、というだけで7,8作は観たと思うが、その時の点だけのイメージが色々と繋がって、…
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