【記録】
監督自身が14歳で妹を亡くした実話を元にしたフィクション
主役を含め、子供達の演技が上手い
友達のれいとの関係を
肩にもたれる順が交代する描写がいい
流行りの余白がなくても余韻がすごく…
地元でも意見の分かれる大川小を出身の監督が撮るという覚悟というか意思なようなことを感じた。
思春期,被災ギャップ,死,支援物資,非日常な学校生活など、当時そこで暮らした同年代なら共感できる内容らしい…
このレビューはネタバレを含みます
「妹さんあがったよ」
津波で妹を亡くした14歳の祐未はインタビューを受け、妹との思い出を振り返る。周りはその大人びた様子を褒めるが…
津波で妹を亡くすという状況。一方で同級生はパンの味で一喜一憂…
フィクションなのに本当にリアルに撮れているのが、すごい。経験に基づくものだからなのだと思う。
特に最初のあのインタビューシーンから胸を打たれた。
避難が遅れて多くの児童が亡くなってしまった大川小学…
大川小学校でふたりの少女が対峙するシーンのスリリングなこと! レオーネもかくやという緊張感だ。そのあとに映る巨大物も、台詞のあとに映されるのが良い効果を上げていると思う。何をどの順序で、どうフレー…
>>続きを読む震災がテーマではあるけど、女子中学生の些細な仲違いなど普遍的なテーマをとても繊細に扱っている。冒頭からメディアの暴力性を描くのかと思えば、まったく露悪的に描かれておらず、被災の当事者でもある監督が関…
>>続きを読む上映後の対談で、港岳彦というひとが驚きと賞賛をもって『この作品をみたあとに「映画をみた」という気持ちになった』という主旨のことを語っていたが、まさに同じような感想を抱いた。
「映画をみた」
映画…
大川小学校を描いた映画としては『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』がありますね。「なぜわが子が学校で最期を迎えたのか」、親たちの思いに10年間伴走したドキュメンタリー。
佐藤さんのこの…
三宅唱監督の「今年公開される映画のうち一本しか10年後に持っていけないとしたら、『春をかさねて』を選びます」とのコメントをみて興味を持った。
物語自体はフィクションとのことだが、佐藤そのみ監督が妹さ…
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