モーリーンを大企業に立ち向かう正義感を持った、皆から愛される「良い主人公」として描けば、勧善懲悪の爽快感のあるストーリーにできたかもしれない。
しかし本作では彼女を頑固で負けず嫌い、労働者代表の座に…
原発会社の組合委員長の6年間の闘いの記録。巨大企業の暗躍、恐喝、警察の思い込みによる誘導尋問と虚言強要、女性差別による偏見の全てを受け止めるイザベル・ユペールの美しく強い眼差し。実話をベースにした社…
>>続きを読む社長のモーリーンに対する態度、暴言の数々、椅子を投げつけるなどの暴行、男性の医者によるモーリーンの身体の検査等、わずか十年ほど前にあんなことが平然と行われていたことに驚き呆れた。セクハラ、モラハラ、…
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原題は、組合活動家。
民主主義発祥の国とも言えるフランスで、原発企業の組合代表の女性がこんな非道に遭っていたという事実を知れただけでも大収穫。
フランスに今でも憲兵がいるというのも驚きだ。
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本編が始まってすぐに、ひとつ隣の席のおっさんのキャンディのビニールを散々カシャカシャさせてる音に思わず”ウルサイ!”って言ってしまったほどに初めから集中して鑑賞。(乾燥するからわかるケド、予告編のう…
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2024年の1本目。
フランス語で La Syndicaliste。ストーリーから察するに、「冤罪」とかそういう意味かと思っていたら翻訳としては「組合活動家」。
まんまじゃん(笑)
日本語タイト…
国家スキャンダルに巻き込まれて真相を暴く!的な展開が進んでいくかと思ったら、現実は正義より強い者がいるもんですね。
イザベルユペールって70歳近いん??
かっこよくて美しいんだが、、
2024年…
フランスの国家的スキャンダルを捉えた著作『La Syndicaliste(組合活動家)』を基とする社会派サスペンス。
原子力企業アレバ社の労働組合代表モーリーン・カーニー(イザベル・ユペール)が、…
この映画には「良い被害者」という恐ろしい言葉が繰り返し出てくる。
原発会社の暗部を内部告発した女性が性加害を受け、それを全て自作自演だと権力を持つ側に断罪される。これが実話だというのだから恐ろしい。…
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