洋子と昌平の意思疎通ドラマが本作を嫌な話に留めない重要な役割であったが、出生前診断は安直に見えた。
さとくんが凶行に走る心理が恐ろしい。
声を上げられずとも存在の尊厳はたしかにある。
命を奪う権…
現実で起こった事件。
彼がした行為は許されないことではあったが、さとくんの価値観を否定することは私にはできなかった。
"人"とはなにかを考えさせられる映画、口には出さないけど本心ではさとくんの考え方…
原作未読です。メガホンを取ったのは「舟を編む」の石井裕也監督。いやー描き切りましたね。グサリと刺さりました。というか鬱三部作(「ミッシング」「あんのこと」と本作)ぶっ続けで観ちゃいました(;_;)予…
>>続きを読む重く、深い作品でした。
誰しもが思っている決して肯定できない事実。
この作品のキーワードは現実や嘘。
綺麗事だけでは済まされない。言葉ひとつひとつが突き刺さって脳内から離れない。
オダギリジョー演じ…
私は好き。映画館で見れてよかった。ずっと悩んでいた怖かったテーマを、自分自身に問いかけられていて、頭ぐるぐる考えながら号泣してました。
映画の中の表現の全てに正解を求めて悩みながら見ていたけれど、正…
綺麗事を許さない、心の闇を浮き彫りにする作品。真実ならあるはずの匂いや触感、それすら伝わるのではないかと、錯覚する。難しい問題に着手してくれたこと、そして磯村勇斗の演技に高評価。凄い作品を見てしまっ…
>>続きを読む辺見庸さん原作の障害者施設での殺傷事件を題材とした映画
題材が題材だけに重い映画だろうと思い観るのを迷いましたが、観てよかったです
たしかに重い映画でしたが、
いままでちゃんと考えていなかった事…
あぁいう、の境界線。
果たして私は、同じではない。と言い切れるんだろうか。
当たり前にみんな何かを隠していて、過去にぶち当たった現実が与えてしまった影響や本音を露呈させていく。知るほどに、瞳の奥…
冒頭の施設の障害者たちは本物に見えたが、映画出演の許諾を取れたのかどうか気になる。
相模原障害者施設殺傷事件が元になっている。
心がなければ人ではないのか?
ともすれば、犯人に共感しそうになる怖い映…
施設に勤務していた元職員が障害者19人殺傷、26人を負傷させた相模原障害者施設殺傷事件が元となった作品。
難病で幼い我が子を亡くした元作家の洋子は重度障害者施設で働き始める。働く中で生年月日が全く…
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