剣に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 2ページ目

「剣」に投稿された感想・評価

生まれる時代を間違えた剣道狂の大学剣道部主将を描く三島由紀夫原作の妙にホモホモしい映画

強さ、正義、質実、誇り、純粋、孤高といったように、抽象化された言葉の美しさと、反時代的としか思えないエモーションによって構築された三島由紀夫の世界を文章から映像に翻訳すると、ただひたすらに滑稽で青臭…

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KICCO

KICCOの感想・評価

4.5
これを記録し忘れるなんて!!!!!
悶々と鬱屈した国分が最高。
雷様万歳!!!大好き!

白黒画面に簡潔なショット。
一寸の無駄のない映画創りのお手本のような作品。
雷蔵が大学生にみえないのが残念だが、
彼のこの映画に対する意欲は大いに買える。
ストイックな三島由紀夫の思想と
三隅研治の…

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劇場で鑑賞

剣三部作で一番好き。剣の刃のように真っ直ぐ生きた男がなぜラストにあのようなことをしてしまうのか。川津祐介が途中からネプチューンの名倉にしか見えなかった笑。三隅研次の現代劇もっと見たかった。
エーコ

エーコの感想・評価

4.4
傑作。三島的狂気。鬼気迫る腕立て伏せで、主観から地面に近づいたり離れたりするショットはシャマラン『アンブレイカブル』のベンチプレスシーンに似ている。三隅の白黒映画に出てくる人間はブロンズ像みたいだ。

全てのシーンがバッキバキに決まった構図で撮られた部活もの。むちゃユニーク、でいて普通に面白い。一切塗れることができなかった、国分は大人になることができなかった。最悪の結果になってしまったけど、ある意…

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Tiara

Tiaraの感想・評価

4.5
剣道が単に部活で留まらず
刀剣を通じて日本男子精神道のよう
高尚すぎる主将の志
三島由紀夫ならではの死の美学
Kumonohate

Kumonohateの感想・評価

4.5

凛とした気分に浸りたかったので「剣」観了。三隅研次監督による「剣三部作」の1つだが、残る2作「斬る」「剣鬼」とは趣を全く異にする(そもそもこれだけ現代劇だし)。

主人公は、今を強く正しく生きること…

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