余命宣告された男の抱える繊細かつ静謐な孤独や不安、そして死ぬ前に愛する人間の身体に触れたい、子孫を残したい、という生(性)的な本能を生々しく描いている。
主人公や、主人公が自身の癌について唯一打ち明…
余命3ヶ月の若い男の最期を描いた作品。大学卒業を控えた自分にダブるというか、社会に出るというのは一種の死であり、卒業前の今はいわば僅かな余生なので、観ていて結構ツラかった。でも、そういう共感の側面抜…
>>続きを読む余韻が最高の映画。
高校生のときに観て、エンドロールをはじめてぼうっと流し切ってしまった。
終盤近くの内容に触れますが、この作品に関してはストーリーにネタバレもなにもないような気がするので、注意な…
3時間超えも珍しくないいま観ると81分のすごさが違う…公開以来18年ぶりだったけど、あいかわらず悲しいほど愛しかった。もっと違う感想を持つかと思いきや意外なくらい変わってない。
自分や愛する人の死…
淡々と描かれる死への時間へ進む日常。
主人公の子供時代と今とを交差させて描いているのが見事。
一級のゲイムービー。
しわくちゃのジャンヌ モローの美しさに、陶酔。人生が刻まれた顔だ。
日本の女…
過去のそれも含めて自分と折り合いをつけること。そして自分が消えたあとの世界とも折り合いをつけること。そのためにはどれだけの時間が要るんだろう
関係性における通念的な役割を変に意識しないで率直に向き…
このレビューはネタバレを含みます
悲しかった。ものすごく辛い気持ちになるけど後味はさわやか。31歳でがん宣告されてからの話だから、明るい話なわけないんだけど。
基本感情押し込めてるから、おばあちゃん相手に打ち明けて泣くところは本当に…
「生きる LIVING」を観たので、同じテーマの映画をもうひとつ。
主演男優メルヴィル・プポーさん、世界一かっこいい…。
平静な死、的なところは「すべてうまくいきますように」を、若い男性同士の眩し…
うるっときてしまう。
死を前に素直になれないのは、ドランの『たかが世界の終わり』を思い出す。
忙しいから会いに行けないけど…などと電話で言いながら、公園で子どもたちと遊ぶ姉を撮影するシーン。
…
余命宣告された主人公が独り死と向き合い、受入れるまでの心の葛藤が苦しい。
家族・恋人・仕事、過去を追想し悲嘆に暮れる中、ある夫婦との出会いが彼の死生観を変えていく。
厳しい減量で痩せたメルヴィル・プ…