【まとめシネマ】#1136
【まとめ】
* 登場人物の善悪
* 「悪」の意味を問い続ける構成
* 突然の結末に浮かぶ、悪
舞台は長野県の自然豊かな町、水挽町。
大美賀均演じる主人公の巧は、町の…
最後のシークエンスの発生とともに、観客が今まで起こった出来事を想起する。忘れていたことが思い出されて、全てがこの終わりに向かって配置されていたことに気づく。
濱口監督が「牯嶺街少年殺人事件」へ寄せた…
冒頭の木々を仰ぐ長回しと石橋さんの音楽から引き込まれる このカメラワークでどうしても撮りたかったんだろうなと感じさせられる構図たちが私の旅疲れからくる眠気を覚ます 役者陣の棒読みが多々指摘されている…
>>続きを読む長野県の水挽町で暮らす巧とその娘花だったが、新しくグランピング場が立ち上がり森や水源への環境汚染が問題となり巻き込まれてしまう映画
序盤から冬の青白みがかった美しい森を見上げていくシークエンスがとて…
鑑賞後の言葉にならない感情は、アフターサンにも近くて、それはそれは重かった記憶がある。
悪は多分存在しない。
抗うことのできない何かがそうさせるだけ。
静かで残酷なラストが語るものをいつか完全に理解…
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