難民という人間存在の究極の不条理。これが描けなければ映画芸術に意味はない、と考える監督の不退転の勇気が突き刺さる———沼野充義(東京大学名誉教授・ロシア東欧文学者)
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ベラルーシとポーランドの国境で押し付け合われる難民問題。その難民、国境警備隊、活動家の3つの視点で描く。
難民たちはポーランド経由なら安全に亡命できると偽りの情報を掴まされたというのは気の毒に思う…
こういう同情強要する映画は好きではない
空音央の「HAPPYEND」と同様、いかにも裕福層が作ったマイノリティ映画って感じでそういう意味でも好きではない。「TATAMI」もそうだけど他国を批判したい…
日本で生まれ育った私には、難民問題はまったく身近なものではなかった。本作を見た今でも、その事実は大きく変わらないが、もっと現実を知らなければいけないと強く感じた。
本作の最大の特徴は、様々な視点の…
国籍はさまざまであっても、人間は人間であるはずなのだが、タイトルにあるように、不毛な境界を作り出しているのは、その人間なのである。ベラルーシはいったい何をやっているのか。人命を重んじない国家がはびこ…
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