自分は映画を観ていて、虚構と現実とのあわいを漂うような瞬間にとても心打たれます。
それは時に現実が侵食されるようなゾクゾクとした恐怖であり、時に現実が拡張されるような喜びと感動に満ちています。
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2024/No.052
これは切ない…
全然知らないで見たけど、途中からファンタジーになって、結局最後めちゃめちゃ孤独…
みんな、探して欲しいよね、愛されたいよね、なんてことを考えて切なくなってしま…
原作はだいぶ昔に読み、大林宣彦による映画化作品も公開時に観て、その後もう一度テレビ放映時に観た。
社会問題をドラマや小説に落とし込むことが多い山田太一の作品にしては、ある男の、人生の失意と、愛の再…
大林宣彦監督「異人たちとの夏」の山田太一の原作小説を再映画化。
監督は「さざなみ」「荒野にて」のアンドリュー・ヘイとなれば期待大!
結果、期待以上の深い感動で何度も涙した
大林版は郷愁と親子の話にホ…
早くに両親を亡くして以来ずっと孤独に生きてきた脚本家のアダムが、脚本執筆のために幼き頃の思い出を辿り、導かれるように両親とともに住んでいた家を訪ねると、30年前の姿のままの両親があらわれ、彼をやさし…
>>続きを読む山田太一の原作も映画も見ているのでストーリーは知ってたが、アンドリュー・スコット監督のアレンジが良い。音楽が懐かしく、絵も言葉も全てが繊細だ。全部優しくて良い。
【ネタバレあり】私が好きだったのは…
アヴァンタイトルで映し出されるイギリスの街並みは、実はアダムが窓越しに見ている風景であることが反射で彼の顔が映ることでわかり、そこに赤い閃光が落ちてくるように光が差し込む映像からもう既に非常に美しい…
>>続きを読む山田太一の小説「異人たちの夏」を再映画化した作品。原作小説が欧米圏で翻訳出版されていたとは知らなかった。
日本版とは違い、主人公がゲイであるという設定がされていて、これがちゃんと物語に自然にフィット…
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