初めて見る、増村保造作品。
高崎電気館で開催してた「若尾文子映画祭」の一本として鑑賞。
江戸末期、外科医者の家へ嫁いだ女性が、最初は憧れてた姑に対して、「家」における女社会の中で、次第に憎しみを募…
毎度の女の情念が自己犠牲の精神に取って代わられているのと、ひたすらに停滞する話だから増村の持ち味のテンポの良さとは相性が悪い気もしたが、中々の出来。これは脚本のみならず新藤作品として世に出てよかった…
>>続きを読む『華岡青洲の妻』江戸時代、世界初の全身麻酔を使った手術に成功した華岡青洲(市川雷蔵)。その妻(若尾文子)と姑(高峰秀子)の情念とプライドの戦い。気色悪くて壮絶な作品だが、ツボに入る部分はたまらない程…
>>続きを読む江戸時代、世界初の全身麻酔を使った手術に成功した華岡青洲の妻の物語。
ですが、これは嫁姑問題に焦点を当てた原作を元にしたフィクション。
姑(高峰秀子)の美しさと、その裏にある恐ろしさには、世の嫁…
若尾文子、高峰秀子、市川雷蔵という豪華っぷり。女達はいかに愛されるか、男はいかに医学で成功するか、その事しか考えてない。皆んな大真面目ゆえに、ちょっと面白い。
嫁姑に向ける痛々しい視線や、我先にお世…
新藤兼人脚本怖。若尾文子と高峰秀子のエゴと愛の嫁姑バトルが、ホラーのように恐ろしいし、華岡青洲演じる人でなしっぷりの市川雷蔵。それに合わせてスーパー動物虐待映画で平静で居られない。メイン三人がエゴで…
>>続きを読む◯世界で初めて全身麻酔を使い、手術をした江戸時代の医者華岡青洲が、麻酔を作るまでの話。実在のすごい人。演じるのは市川雷蔵。
◯若尾文子と高峰秀子の嫁姑バトルが見られるのはこの映画だけ!言葉には出さ…