久しぶりに鑑賞後に余韻が抜けなかった作品
悲しさ、切なさ、哀れみ的なドロドロした感情だけど、何故か胸糞ではないのは一面の毒花畑と神秘的ともいえる音楽のせい?
高峰秀子は常識的な姑だと思うし、女同士の…
有吉佐和子による嫁姑の激しくも空しいドラマを見事に受け止めつつ、自分なりの女性像を余すことなく表現してしかも映画としての面白さを濃厚に仕上げていくというこの時期の増村保造監督でしかなし得ないであろう…
>>続きを読む世界で初めて全身麻酔による手術を行った華岡青州が麻酔薬を開発するために尽くした妻と母親の姿を描いた作品。妹たちも含めた女たちの献身の物語だが、妻と母親の女同士の戦いがこの映画の本質。とても面白かった…
>>続きを読むここまでいくと、嫁姑問題というより実存を懸けた殺し合いに近い。
自我の怪物2人に挟まれ、スターのはずの雷蔵ですらマスオさん的弱々しさに陥る。
若尾文子の顛末は『清作の妻』の裏返しでもあるか。
肩肘…
華岡青洲。
記録に残るものとして、世界で初めて全身麻酔の手術(乳癌手術)を成功させた江戸時代の外科医。
欧米で初めて全身麻酔が行われたのは、青洲の手術の成功から約40年後となる。
そんな彼が、麻酔…
並々ならぬ気迫を感じる作品なので、観る方としても気合が必要。うん、流石だよ。お見事。いい映画だった。でもな。完璧すぎるんだよ。百点満点なので、99点でも101点でもないのよ。監督の増村保造にしろ、脚…
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