このレビューはネタバレを含みます
観るのは確か3回目。ファザコン娘が親離れするまでの話、と雑にまとめてしまいたくなるけど、それだけだと言い足りない気もする。
この父娘はたった2人っきりの家族なわけで、どちらかが結婚すれば、その時点…
小津安二郎監督作品、少し時期を遅れた娘の結婚について考える。
母親がいないことから、自分が嫁ぐとお父さんが困ることが気になって仕方がない。
かと言って、お父さんが誰かと再婚することに対して…
結婚しない女性の話かーと途中まで期待してたのに「お父さんがかわいそう」でズッコケる。結局家父長制の中でごちゃごちゃする話かよ。戦中よく働いたと褒めながら「帯」だの「ちょっとぬるいね」だのと抜かしたり…
>>続きを読む私的なことですが
生まれる前の作品として
◻︎現在との違い
鎌倉駅、舗装されていない道路、言葉遣い、結婚観などなどきりがない。
途中でそれらに意識がなくなってこの世界に入っていく感じが心地良い。
叔…
「晩春」4Kリマスター版を鑑賞。本編前に画はニューヨーク、音はカリフォルニアのスタジオで修復されたとのクレジットが入る。
「晩春」を観るのは3回目。流石の4Kリマスター版。アマゾンプライムで観られ…
二つ並んだオブジェクトが少し重なる配置など、画面の構成が美しい。会話や編集のリズムが心地よいのと、父と娘の2人が、結構キャラの違うその他の人物たちの中で、物語が進むにつれてどんどん際立っていくのが良…
>>続きを読む小津安二郎生誕120年ですかぁ〜原作は広津和郎の小説『父と娘』をベースにして🎬化されました。
母親を亡くして父親とふたり暮らしの娘紀子は27歳の今日まで結婚しなかったのは父親をひとりにしたくなか…
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