先日70歳で逝去したハンガリーの鬼才タル・ベーラの代表作。
タルは長回しと極端に引き延ばされた時間感覚で「世界が壊れていく」様子そのものを描いてきたが、本作もその系譜としてやたらと長く退屈な作品で…
人生ベスト
長回しとタルベーラの描く世界観が好き
澄み切った心の持ち主だったからこそ、ヤーノシュは鯨に心を奪われ、怒りをたぎらせる民衆を抑えることもできず、自分でもわからない空虚な"なにか"に精神…
このレビューはネタバレを含みます
民衆はエネルギッシュな死体(クジラ)に扇動され、か弱き生体(老人)を前に鎮まり返る。ヤーノシュは奔走しながらもただひたすらに目撃することしかできず疲弊してしまう。
やっぱり画がいい。長回しもかっこい…
初タル・ベーラ。
ヴェルクマイスター調律を比喩した調律されていく様を描いている。
そして現在もその調律から外れる事はない。
それはヤーノシュが酒場で実演した星の周期の様に。
元来映画とは同監督の様な…
タル・ベーラ作品を観るのは初めて。
全てのショットにおいて行間が読む余裕がありつつ、観ていて飽きることもない程良いバランスの長回しなのが非常に好ましい。
嵐の前の静けさと嵐の後の束の間を現す広場のシ…
結構抽象的な映画は見てきたつもりだったけど、大抵そういう映画はワンショットごとのまとまりごとに、このシーン良かったなって個別で魅力を感じる場合が多かった。だけどこの映画は、全体として物語の起承転結が…
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最近、人間の「悪」はどこから来るんだろうとか、人間の心はどうして壊れるのだろうとか考えていて、観たらさらに考える事になってしまった。
効率的な音律や、ルールへの抵抗。バラバラの音符のように広場に…
天動説を信じるということは、神を信仰すること、地動説を信じることはそれを終わらせること
その中で男たちはうまく踊れなくなる
星が揺れるようにざわめきながら、停滞していくのがわかる
ドゥルーズより…
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