歩く。踊る。新聞を折る。
そんな日常を長回しで映す。
ある日、村の外部からやってきた”クジラ”と”プリンス”。
村人たちが何に不満を持ってるか分からないけど、大して知的好奇心を持ってなさそうな村人…
酒場のような人が集ま(れ)る場の中央に中心となる人物を配置し、数人(または大勢)で踊りだす構図、歩く男を中心に、前後どちらかから追従するカメラ。所々には収まらない勢いで「サタンタンゴで観たなぁ」とい…
>>続きを読むまるで美術的な映像の繋がりが、とても素晴らしかった。
一つのシーンとっても、映画的であり、美術的であった。
歩くシーンの素晴らしさは目を見張るものがある。
ただ、ストーリーは、かなり情報不足におち…
タル・ベーラの画力はとてつもない熱量だ。
ストーリーなどあってないような、映像美のみで映画に説得力をもたすスタイル。それでもこのモノクロのおかげか、ストーリー自体にも神聖な何やら得体の知れない不可…
・静かな映画。ヴェルクマイスターの提唱したハーモニーが、変ホ長調で均衡を崩すように。やわらかい怒りと破壊が街を包む。
・歩きやトラックが横切るシーン、群衆による破壊など、脳裏に焼きつくものが多い一…
前半はさすがに眠かったです笑 もうずーっと歩いてるとか、何も起こらない場面が続くとか、そんなのがしょっちゅうで、後半の、え、そうなっちゃうの!という驚きをもってしても、さすがにもうちょっと何か起きて…
>>続きを読む鑑賞前からアレコレ想像し期待した要素が尽く煙に巻かれた失望と、理屈を上回る視覚表現の妙に唸らされた。
それでもなお自分は前者の感想が大きい。
ヴェルクマイスターとは後期バロックに属する作曲家…
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