生憎な事にこの映画を理解するセンスを僕は持ち合わせていない。
美しい画面はある。夜の中の街の灯りが遠ざかっていき世界を満たす暗闇、朝日に伸ばさられる人の影、暗いコンテナの中に浮かぶクジラの瞳、暴…
とっても美しい映画。
ヴァルシュカの瞳
回転する地球と月
広場にたむろする人々
扇動する二重の声
行進する労働者
突然終わる暴力
迫るヘリコプター
調律されるピアノ
広場にその姿を見せるクジラ
…
苦手意識の強いタル・ベーラであるが、これは良い意味で21世紀と思えなかった。
ただ距離ごとに見た目を変えるだまし絵みたいなクジラ≒見世物から、傀儡政権の裏側まで見せる主題そのものにあまり興味を持てず…
2024年 100本目
劇場 18本目
146分という長尺でありながら37カットのみという驚くべき作品。田舎町の閉鎖的空間と内に秘めた衝動性をモノクロと長回しカットで演出している。
とにかく私に…
モノクロ、長回し、長尺…
タル・ベーラの作品は必ずどこかで意識を失っているんだけど😪今作はサタンタンゴに比べれば遥かに短い尺なので(146分だけど💦)今回は絶対意識を失わない強い決意を持って鑑賞!
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