遊びをせんとや生まれけむ
遠い昔に観たけれど、もう一度。
その後名優と讃えられる人、今で言うアイドル級の人気を博する美男美女が出ていて、お宝探し的な面白さも満載。古典落語のあれこれも散りばめられて…
絶対見てほしい。
幕末、品川の遊女相模屋を舞台の群像劇。
めちゃくちゃに色々を詰め込んでいながら、めちゃくちゃにテンポの良い作品。相模屋を母家にしたグランドホテル形式の脚本が超楽しい…
テンポテンポテンポで展開する。
このテンポには岡田真澄が不器用ながら一役買っている。
フランキー堺の演技が映画を引っ張る。
特筆すべきは三枚起請のシーン。あの動きの面白さは会心。
コメディアン…
ばらばらの話を同時進行でやる群像劇はごちゃごちゃしがちだけど、器用すぎるスーパーマン佐平次のおかげで締まりがあって、脚本の構成も人物のキャラも好き。
話としては、落語の「居残り」「品川心中」「三枚…
東映さんの『昭和100年映画祭』にて。
やっとスクリーンで鑑賞出来ました。ありがとう、ありがとう。
こういうのを「不朽の名作」と言うのでしょうね。
名優方の競演、全編通しての疾走感。
女郎方の粋な…
「三千世界の烏を殺し、ぬしと朝寝がしてみたい」
品川遊廓を舞台にしたコメディ群像劇である。
古典落語の演目、「居残り佐平次」「品川心中」「三枚起請」「文七元結」等々のエピソードに異人館焼き討ち…
このレビューはネタバレを含みます
日本映画の全盛期。
フランキー堺の居残り佐平治を主人公に、いくつかの古典落語と幕末の有名人を織り込んで軽快にストーリが展開していく。
主役級はいくらでもいるし、脇役も一級品。
若さ、明るさ、楽しさ、…
パワフルで楽しい作品だけど、斜めにしたカメラワークで酔ってる感というかワイワイ感をプラスしてみたり、建物の構造を生かしたカメラの動きをしてみたり、映像作品としての面白さもあって良かった。
落語と映…
このレビューはネタバレを含みます
フランキー堺、裕次郎、旭、小沢昭一が共演する、奇跡の日活映画。日活オールスターだね。
元ネタが廓噺ってのもいい。
宿痾に冒されていた川島雄三が、どこまでも逃げたい、と云う思いを佐平次に託して、有…
数年振りに見直した。類稀な本物の傑作。落語の元ネタを理解していると更に脚本の出来の良さに唸る。オールスターキャストのアンサンブルが実に楽しい。軽妙且つアクロバティックなフランキー堺の鬼気迫る演技は、…
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