カトリックの聖職者の中で、修道女の立場が低いように見えたことが印象的だった。そういった中、ベニテス枢機卿の食前の祈りの中で、食事を用意した修道女についても言及があったことには好感を持てた。
聖書によ…
初めはただただ滞りなく選挙を終えることを目的としていた主人公も、ふさわしくない候補者を引き摺り下ろしたり、だんだんと野心や覚悟が出てきて遂には自分で自分に投票したりと心情が移り変わっていき、かと思っ…
>>続きを読む最初から最後まで映像の美しさに見入る作品だった。室内への日の入り方、色味など細かく工夫が凝らされていると思う。
結末は意外だが納得できる話で、ローレンス枢機卿やベニテス枢機卿の表情も素晴らしかった。…
正直遠い世界で途中で見飽きそうと見らず嫌いをしていたけど惹き込まれすぎた。
まず画力(えぢから)で心を掴まれる。画面にはっきりと映る赤に淡い大理石。厳かな空気が画面越しでも痺れさせてくる。
劇場で…
すごく緻密に練られたサスペンスでもあり、また男性中心主義や保守vsリベラルの争いを描いていて、非常に批評性も高い物語。
脚本と映像美が素晴らしかった。
ただ、登場人物が多くほぼおじさんだし、親し…
2025.91
私利私欲にまみれ、権力に溺れる。神に仕えるはずの聖職者も、所詮は人間――。
閉ざされた空間で繰り広げられる、緊迫感しかないドラマは圧巻だった。
投票のたびに票が増減していく様子は…
『自分たちは理想を追うただの人間であって、理想そのものではない』
リアルでも教皇選挙が実施されていたことも相まって、コナン映画より席が埋まっていたことに驚いた。
◯閉塞された空間で変わり映えのな…
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