日本から地球の裏側にあるブラジルで、50年以上も前の出来事をこの現代に届けてくれる本作がなぜ「自分ごと」に思えるのだろう。
劇映画という手法を選択したことで、歴史的な時代の象徴になった事件の渦中にい…
フェルナンダトレスさんの演技が全編にわたって作品を引っ張っていた印象。実のお母様を出演させるアイディアも、母娘そろって演技ができるので、納得感も説得力もあったと思う。
家の前にビーチがある豪邸で、お…
[彼はかつてここにいた、私はずっとここにいる]
傑作。2024年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品。マルセロ・ルーベンス・パイヴァによる同名小説の映画化作品。1970年、元連邦議員ルーベンス・パ…
1970年、軍事政権下のブラジル
海のそばの大きな家に住み家政婦を雇うなど裕福な生活を送っている元議員のルーベンス一家
何気ない日常に見えても空には軍機が飛び、街中には軍人の姿がある
彼らの幸せそう…
穏やかな日々に訪れた、家族を引き裂く突然の出来事。
幸せに溢れた序盤と、事件が起こってからの中盤以降の緊迫感のギャップに打ちのめされた。
軍事独裁政権下での拷問や人権侵害。特にエウニセの尋問シーンは…
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