アイム・スティル・ヒアの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『アイム・スティル・ヒア』に投稿された感想・評価

4.2
世情が不安定な現代こそ観るべき映画
平和な家族の時間を丁寧に描くことで、突然の父親の不在、静かに蝕まれて行く日常が強調される。

その家はリオの海岸に程近く、仲睦まじいパイヴァ夫妻と五人の子ども達に使用人ゼゼも交え、明るい笑顔に満ちて溢れていた。1970年代、軍事政権下にあって、突如その幸せの要、夫が奪われる迄は。主人公エウニ…

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5.0

ある日、夫が突然軍に連行されて幸せだった日常が壊れてしまう。こんなこと許されるの? 人権は? 恐ろしい時代だ。ずっと子供たちを守り続け、諦めず沈黙しなかったエウニセは本当に強いと思う。明日は何が起こ…

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4.5

幸せな家族の話。
この家族が無事に再会出来る事だけを願った。
どんなに辛くても子供たちの前では悟られまいと凛と振舞う母親の姿が印象的だった。

当時制裁を加えていた軍部の特に上層部の人間は恩赦もあり…

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4.1

軍事政権や独占というものが、なんとなく80年以上前のような広がりが見られる世界で、改めて怖さを実感した。

本当に妻が強い。
簡単にその国の政治や歴史は語れないけど、目の前の家族がと考えるだけで恐ろ…

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家族の穏やかな日常が独裁政権により壊される様に心が痛くなる。
そして不条理と戦い続ける母親の強さよ…。
いち
3.5

政府という名の権力に突如消された男の姿を妻、そして家族を通して垣間見る。行方を探す家族たちは監視され、声を出すことも許されず、壊れていく。空っぽになったリオの我が家を旅立つ四女の儚い表情がブラジル軍…

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