丁寧に余生を暮らす元大学教授の日々、と思いきや、現実か夢か妄想か、はたまた走馬灯なのか。シームレスに行き来…しているのかもわからない。
「敵は突然やってくる」と言いながら、ずっとじわじわ「敵」を恐れ…
原作筒井康隆。
筒井康隆の小説は好きで何作か読んだことがあるけど、普通ににわかなのでこれは知らなかった。
モノクロで丁寧に描写される日常風景。
そしてその日常が徐々に崩れ、“敵”に侵食されてゆく様…
79点。吉田大八監督が興行のことを全く気にせずアートに振り切った印象。それゆえの素晴らしい完成度だった。
SFなのに日常的に、妙な心地の悪さ、不穏さ、夢、幻、欲、情念、、など、筒井康隆節がとてもよ…
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