【第25回東京フィルメックス 特別招待作品】
ロベルト・ミネルヴィーニ監督作品。カンヌ映画祭ある視点部門に出品され監督賞を受賞した。
んー、よく出来てはいるけどとりたてて良くはない。面白くもない。…
静寂を切り裂く銃声。たぶん実際の南北戦争も、わたしたちが想像するほど血みどろでも騒がしくもなくて、そのほとんどは静寂に包まれていたのでしょう。あの雪のひとひらに詩情をこめたい気持はよくわかる。やりた…
>>続きを読む映画『地獄に落ちた者たち』
東京フィルメックス
イタリア、ベルギー、アメリカ、カナダ
舞台は1862年、南北戦争。辺境を偵察する北軍の志願兵部隊。銃を撃った経験もほとんどない、年齢も様々な部隊。…
『勇者の赤いバッヂ』をスローシネマの文脈に置き直した感じ。髭に雪が積もるの、『アメリカの友人』の金粉ヒラヒラと同じぐらい無意味で好きとさえいってもいい場面かもしれない。発砲の瞬間にサッと雰囲気変わる…
>>続きを読む戦争に向かう意義なんて雪のひとひらの重さもないということ──FILMeX2024特別招待作品。舞台は南北戦争。前線の偵察に向かう北軍の兵士たち。ポーカーや野球に興じる戦火前夜の束の間の休息。南軍との…
>>続きを読む【リアリズムな地獄は間延びした時間にあり】
第25回東京フィルメックスにてロベルト・ミネルヴィーニ監督新作『地獄に落ちた者たち』を観た。通常、映画祭映画の邦題は原題直訳にするのが定石だが、何故か独自…
東京フィルメックス2024 最後の作品
もしかすると最後の丸の内TOEI鑑賞
1862年 アメリカ南北戦争 北軍の志願兵で構成された北西部偵察部隊
志願した理由も様々で、中には奴隷制度に反対する…
今年の東京フィルメックスの締めとして鑑賞の異色の戦争映画です。
南北戦争を舞台にした作品で、宗教的なテーマを追求しつつ、ある北に向かう行軍を描きます。
戦闘シーンもありますが、それ以上に戦っていない…
何でもない場面の画面がとても見ていられないのは、映画とは本質的に才能の問題であるとしても、より充実した画面(構図、光線、キャメラワーク、役者の身振り等々)を志向しないのは、単に古典を充分に浴びてより…
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