ヒア&ゼア・こことよそに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『ヒア&ゼア・こことよそ』に投稿された感想・評価

本作はゴダールのオートバイ事故前に「勝利まで」のためにパレスチナで撮影され、未完成となったことからフッテージを使用し完成された作品。その後に撮影された「6×6」や「パート2」に繋がる要素も含んでおり…

>>続きを読む
4.7
「映像:音」を「ここ:よそ」と並置させるクリティカルな視点を生み出した自己批判、ミエヴィルの指摘が凄い

ジャン=リュック・ゴダールとアンヌ=マリー・ミエヴィルによる、ジガ・ヴェルトフ集団として作った作品。70年の親パレスチナ作品「勝利まで」(ゴダールとジャン=ピエール・ゴラン共同作品)の一部が引用され…

>>続きを読む
ひ
4.6


終始ゴダールの挫折感が漂っていて、政治的な映画でありながら、特定の政治的思想を掲げる映画ではなく、戦争や、地球というひとつの地平で全く交わらない生活を送る我々の関わり合い、映像、記憶、鑑賞すること…

>>続きを読む
すごいアジテーション映画

「資本は足し算だ、ゼロを足していく」

「生産する前に配分すべきだろう」

再見。ドゥルーズが語っていたように「and」=「と」で異なるものを繋いでいくことの重要性が70年代ゴダールの到達した一つの回答だろう。他方でストローブについてはどちらかといえば「or」=「か」で異な…

>>続きを読む
4.1

こことよそについての、ここ+よそ、ここ-よそ、ここ×よそによるゴダール的主張と宣言。
分解によって露見するのは、単なる統合の要素でしかないが、わたしたちが二項について考察すべき意味はあるし、それは義…

>>続きを読む
河
4.2

おそらくプラウダやブリティッシュサウンズの流れで、体制への反抗運動を撮るために向かったのであろうパレスチナでの映像を、反抗運動が敗北した後にその振り返りと内省をするために撮った映画のように思った

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事