このレビューはネタバレを含みます
愛って何のためにあるんだっけ状態、
男と女ってこんなものだっけ、嘘の愛さえないみたい
きっと誰も愛していない(愛を諦めたような)若尾文子、いちばんこわい、こわくて美しい、美しくて怖い、でこそ女、…
役者の配置がまずおかしい。普通は喋っている人物を真ん中に置きたくなるものだが大抵右半分に顔が写り、もう半分には障害物(置いてある植物越し等)が見切れている。また、ナイトクラブで話している男女は大抵画…
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化粧をキメて湯船につかる若尾文子。夫との夜がもう半年もないのだ。今日は帰ってくるのだろうか。結婚8年目、未通女で嫁ぎ今や29歳。愛を感じることもなく毎日が過ぎていく。といった女の独白を絵にして始まる…
>>続きを読む鬼才、増村保造監督らしく若干アートっぽい昼メロのような雰囲気がある。
肝心のストーリーに全く魅力が無いのが残念ではあるが、若尾文子のエロエロな佇まいだけでも見る価値は十分にある。まさしく昭和のエロ…
黒岩重吾原作だが、いかにも昭和リーマン向け三文週刊誌連載然としていて頂けないな。
増村保造-若尾文子コンビの傑作と名高いが、あまりに時代錯誤な筋立てと演出に、どうにもノレず。
この時代にはとびっき…
泣いた…
夢か愛か、相剋する欲望
自己犠牲と利己の追求
辿り着いた純愛の極致
生涯たった一度きりしかない魂の燃え上がりとはかくも残酷で美しい
心の深奥を抉るような痛みには恍惚の副作用
こんなにも物語…
増村×若尾映画で最もスリリングな作品。若尾が若尾しとる。
最後の最後まで誰が何を考えているか(誰を何と思っているか)が全く分からない。
石坂に「今夜は大人しく帰ります。」とお茶を飲み干され帰られた…
会社乗っ取りを企む田宮二郎、協力する女、巻き込まれる女。
女と男の濃厚な愛憎劇。
田宮二郎のイイ男っぷり、川崎敬三の駄目男っぷり、岸田今日子さんの岸田今日子っぷり、各演者さんがお見事。若尾文子さん…
なんてゴージャスなシネスコの使い方。結末は全然違うがPTAの『ファントム・スレッド』はこれがやりたかったんじゃないかと思った。読めるようで読めない話の筋それ自体が、観る側の「女性」への態度をおちょく…
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