心のともしびに投稿された感想・評価 - 2ページ目

劇中にハックルベリー・フィンが川を下る話が出てくるが、サーク映画のアメリカに川は流れない。八方塞がりの現実を、美しい湖が反射している。

善行を重ね、奇跡が起こる。聖職者だった原作者が自分の地元で行…

ダグラス・サークの映画は視覚的に楽しめるし、テンポが良くてみやすいが、本作の宗教的な諭しが若干押し付けがましい。善行は人に気づいてもらえても、もらえなくても、行うべきだと思うので、この映画が唱える人…

富豪で身勝手なボブ（ロック・ハドソン）はモーターボートの事故を起こすが、人工呼吸器で一命をとりとめる。しかし、人工呼吸器を彼に貸したことでフィリップス医師が持病の発作で亡くなっていた。ボブは医師の妻…

　かなりのキワモノ映画。サーク自身も原作に対しては相当嫌悪していたらしいがそれもよく分かるくらい物語は滅茶苦茶である。
　自分の全てを奪った男と結ばれる女の話であり、言い方を変えれば女から全てを奪っ…

またまたダグラス・サーク監督作品。

緊急で必要だった呼吸器。たまたまボート事故で出払っていたために間に合わず、夫を亡くしてしまった主人公のヘレン。

偶然に偶然が重なって起きた悲劇と巡り合わせ、と…

ご都合主義にもほどがある展開なのにいちいち白けるスキを与えない、演技も台詞回しも音楽もチカチカするような画面の色も、ぜんぶ同じレベルの「わざとらしさ」に調節して均衡を保ってたりするのかな ウソくさす…

日本には成瀬巳喜男、アメリカにはダグラス・サークがいる。映画ウマ過ぎ夫さん。

ベッタベタのご都合主義という名の超高速弾丸映画。私が先に観た後の『天が許し給うすべて』と遺作『悲しみは空の彼方に』に比…

間接的に人を殺してしまったボンボンのカス人間が、死んだその人をなぞるように家庭も仕事も人間性も丸ごと乗り移る。殺してしまった罪はその人自身になることでしか償えないのだ。未亡人のジェーン・ワイマンに一…