渇水の町
繰り返し上り下りする坂、密集する家と時を止めた造船所。
行ったことのない長崎という町の空気を想像する、この時間があるから映画が好き。
松田正隆さんの当戯曲は玉田企画の演目と、栗山民也さん…
映画「夏の砂の上」完成披露イベントで一足早く鑑賞できた。
長崎の坂に囲まれた町、蒸し暑い夏の匂い、見下ろす寂れた造船所の景色、橋とそばを通る路面電車。突然の恵みの雨。
旅情あふれるノスタルジックな…
日本の夏を愛おしく思える映像と、複雑な人間関係と言葉に表しにくい人間らしさに魅せられた。
家族の喪失感、日常への空虚さが漂う今作で、それでも何かを楽しむ、誰かを思い出しながら生きていく、
そんな弱い…
出ている役者達がそれぞれの雰囲気で物語をひっぱって、冒頭雨のシーン🌧️から淡々とした流れの中…不器用な男、治と愛に希薄な優子の間が縮まり、別れ際のやりとりが愛おしく、長崎の空の青さと美しさが勝る🌤️…
>>続きを読む一定のテンポで少し退屈してしまったがそれだけではない感じがする。
水が枯渇するのと同じく乾いた心の人達がもがき苦しむ姿はどこか刺さるものがある。
高石あかりの死んだ感じが特に良かったのかも。幸せにな…
配役が素晴らしいので期待をしていったが、割と気持ちが入らなかった。
とにかく長崎の風景の少し古めかしいところがとても綺麗。画面がほんとに美しかった。
肝心な気持ちがあまり読めなかったのがのめり込めな…
登場人物の抱える答えのないままならなさを安易な善悪や悲劇に落とし込まない眼差しが良かった。生きることは時に残酷で厳しいけれど、それでも死を選択肢にもできない主人公たちの描かれ方が人間的だし切実だと思…
>>続きを読む(C) 2025 映画『夏の砂の上』製作委員会