野犬たちと共に野外で暮らす女性の夏から秋、冬そして春になるまで。
彼女が動けば犬たちもみんなついてくる。まるで影のように。
彼女は劇中で何も話さないがまとわりつく犬たちの様子や1日、季節の移り変わり…
冒頭から薮……木々の中を駆ける女性の後ろ姿や横顔が長く映り、一体どういう状況なのか、追われているのか?探しているのか?
不快な緊迫感を抱えたまま、始まる。
服はズタボロ、野良犬たちがわらわらとつ…
「じゃあね」
すばらしかった。とても、よかった。
ファースト・カットからずっと良さがつづいていた。ドキュメンタリーみたいな質感。ぼやけたピントが徐々にあい、暗闇のなかに犬や女の後ろ姿を映しだす。右…
トランケ・ラウケン公開記念、ラウラ・シタレラ監督特集の中の一作品
正直、トランケ・ラウケンがそこまで刺さった訳じゃないけど、「10匹の犬とともにひっそりと暮らしてる女」なんてあらすじを知ったら観たい…
とにかく撮影が凄い。正解のショットしかない。
どうやって撮ったのかもわからないし、何を観ていたのかもわからない。
ドライヤーやベルイマンの必然を偶然であるかのように撮る映画史の最前線。
最近観…
フアナ・モリーナが音楽を担当。冬の章のはじまりとともに奏でられる音楽。『トレンケ・ラウケン』のエンディングでのクレジット同期させた音楽には感心しなかったので、今回のエンディングに満足。魅力的なロング…
>>続きを読む下高井戸シネマのトークショー回にて鑑賞。
パルム・ドッグ賞を貰えるくらいの犬映画。
詳細は決めずに撮影されたらしいので、映像のどこまでが意図的なものかはわからないが中にはゲリラ的に撮影したものも…