3人でのスリを行うシーンは鮮やかでリズミカルな編集も相まってアクション映画!といった具合でめちゃいい。ラスト、格子越しに女が主人公の手にキスするのは泣ける。ドアが微妙に開いてたりするのが気になる。め…
>>続きを読む手やまなざしもそうだが、とにかく音の映画っていう印象。
足音、床のきしみ、お札のすれ、エンジン、雑踏、ドアの開閉etc…
音、音、音。音の響きの美しさ。とにかく音響が神がかっている。その余韻、静謐…
新文芸坐で観た『罪の天使たち』『ジャンヌダルク裁判』以来のブレッソン映画。余韻を残さぬ切れ味の鋭いカットと演技がブレッソンの醍醐味だと思うのだが、この映画でも遺憾なく発揮されている。そしてラストシー…
>>続きを読むやっと観れたぞブレッソン。
ナレーションによって心情が説明される。なんのためのスリなのか。自問自答する主人公。生活のため、世の中を変えるため、自分は優秀だから人と違うことをすると考え、困難に挑む。果…
演出、脚本、撮影、芝居、構図など、簡潔すぎる「形式」に痺れる。たまらん。
ブレッソンってその硬質な画面からの想像でてっきりロッセリーニみたいなルックスと勝手にイメージしていたが、DVDの特典映像を…