初期作では、これほどあからさまな「古典へのオマージュ」を感じさせる作品も撮っていたのか。
殊に、溝口健二からの影響がまざまざと現れている。
ペドロ・コスタ監督の長編初作品。
しかしここにおいて…
意味を見出すのはもはや無意味だと思い、早々に諦めた。はっとさせられる美しいショットはやはり多く、それを堪能することに徹した。
父親が死ぬまでのシーンはベタ塗りしたような黒く静的な影や、小石の粒のよう…
コスタの映画的記憶が色濃く反映された映像における視覚的快楽の到達点みたいな映画。
『骨』と連続して見れば、このシネフィル青年の究極の夢のような映画の、美学上の様々な技法が、その後のフィルモグラフィー…
まだ自分と距離がある
『溶岩の家』より読み取りやすいけど
好き嫌いや良し悪しを当てはめられるほど自分に土壌がないのだが、新鮮でこういうものが存在しているんだと知れて凄く嬉しい、もう一度観たい
ニノ…