この作品は1983年でフェリーニ晩年の作である。1980年代前半と言えば、エンタメ系のレンタルビデオが隆盛し、世界的に映画館が消滅していった時代。
この映画はモノクロトーキーがカラーになっていき、…
ダンテ・フェレッティの美術、ジュゼッペ・ロトゥンノの撮影。素晴らしい。しかし、ニーノ・ロータを失い、フェリーニも作品に老いを感じさせるようになっている。それでも、本作の後、4本の監督作があるのだが……
>>続きを読むサイレント映画オマージュということで、今のトレンドであるビデオカメラ風映像との呼応を感じる。コマ飛びとか16フレームに起因すると思われる速さとかまで再現している。という意味でもフェリーニの映像作家と…
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