まあまあ問題だらけの大人の世界の傍らで
子どものひと夏はあっという間に過ぎていく。
田舎に行った途端にホモソの結界で妹を締め出そうとするトントン。
もう少しティンティンを仲間に入れてあげてよ…その…
夏休みの間の田舎の出来事を子供の目を通して淡々と描いてるだけなのに面白い。名作と言われるのも納得。
ティンティンと近所のハンズの交流がいい。
大人は勝手で子供は残酷。
おじさんとハンズ、今や台湾のド…
大学生の頃に観たきりだから、おそらく10年以上ぶりの鑑賞。こんなにも死の匂いが濃厚な物語だったかとびっくり。モンタージュによる「間」の使い方(木々のざわめきとか、遊んでいる子供とか何気ないショットが…
>>続きを読む台北で暮らす冬冬と妹婷婷が母の入院をきっかけに田舎町の祖父の家に預けられる話。当時の台湾の田舎町の原風景が味わえる貴重なショットの連続。侯孝賢にしては事件が多い脚本で芸術映画っぽくないのも新鮮だった…
>>続きを読む劇的な場面は描かれない。でもその省略にわざとらしさがなくて、それって案外すごいことなのではないかしらと思った。
郷愁や情緒は、それ自体がとても力強いものだ。だからこそ、この丁寧で素朴で嫌味のないキ…
絶妙に胸糞悪いことばっかり起こっていたしショットもそこまで惹かれないしで、ヤンの映画だけ観てればいいか…の気持ち。大人の世界を覗き見ることになんの興味も持たなかった幼少時代だったからか郷愁も誘われず…
>>続きを読む冬冬はこの映画の主人公だが、映画内で起こる事件には直接的に関与しない、一貫して目撃者、傍観者だ。
誰しも、子供の頃に冬冬のように傍観者になったことがあると思う。大人の世界で事件が起きて、大人同士が…
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