立ち見も出るほどの盛況ぶり。水俣を描くのではなく、水俣病患者たちに寄り添う変わり者を撮るという意味で、小森はるかの過去の映画と連なる。
2022年の『阿賀に生きる』の上映イベントで旗野秀人のトーク…
朝イチのコーヒーを淹れる姿から新聞記事の保存、本職の大工仕事まで同じ体温で撮影していて、撮影者として被写体との向き合い方、懐への入り方はすごい才能だなと思いつつも、言ってしまえばそれは佐藤真的な方法…
>>続きを読むただ記事とか手紙が写るんじゃなくて、ページをめくる指とか、紙を持つ手とか、何かその文章を読む人の存在というか、息を感じる撮り方が素敵。
いくつもの棚にパンパンに敷き詰められたファイルに時間の重みを…
『阿賀に生きる』の上映中に旗野氏が後方からスマホで会場の様子を撮影し、その姿を小森はるかが撮影するという記録の連鎖が重ねられることで、『阿賀に生きる』という映画と当事者たちの願いが未来の子供達と紡が…
>>続きを読むかってそこで生きていた人たち、かつてそこで生きていた人たちと時間を共にしてきた人、かってそこで生きていた人たちのことは知らないが、そこで生まれ育っている人。この3者が邂逅する瞬間が撮られているようで…
>>続きを読む画像提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭 ©Komori Haruka