チャップリン長編の中でも大好きな「独裁者」をフィルムで観られました。
覚悟してたほどフィルムの状態は悪くない。むしろ良い方だったのでは。
ちなみにこの作品はチャップリン初のトーキー。初めてチャップリ…
チャップリンの名作中の名作。
ラストの演説は時空を超えて響き続けるシーンだ。
1940年。ユダヤ人虐待やポーランド侵攻など猛威を振るっていたドイツのヒトラー総統。
彼の独裁政治を真っ向から批判する…
「独裁者」を見た後、ヒトラーの演説を見たら、チャップリンの話し方とそっくりだった。しかし、話している内容は真逆で、人間愛と平和への訴えになっている。
チャップリンの演技力の高さに改めて、驚かされた。…
最後の演説は、直接的なメッセージとして心に響いてきますね。フィクションだったものが、一気に変化する瞬間です。
1940年の作品ですから、ヴァンゼー会議(1942)前、本格的な悪行はまだ序の口の時期…
噂どおりの名作でした。
独裁者ヒンケルとユダヤ人の床屋、差別する側とされる側を同じ人物が演じることで差別の空虚さ、無意味さを暴き立てるというアイロニー。ちゃんとラストで伏線回収するし、きれいな構造…