このレビューはネタバレを含みます
悪魔的な女性と、彼女に翻弄される家族を描いたルイス・ブニュエルのメキシコ時代の代表作。
嵐の夜、刑務所の柵を破って脱走したスサーナ(ロシータ・クィンタナ)が、信仰深い大農場を経営する一家に助けられ…
ルイス・ブニュエル作品。
テオレマみたいな話を想像してたのだけどおうち乗っ取る気満々の悪女のお話だった
私の周りには絶対居てほしくないけどこういう人間の欲望を描いた作品は好きです
善人な奥様がブチ切…
このレビューはネタバレを含みます
夜更けにスサーナ(ロシータキンタナ)が部屋に戻り扉が閉まると灯りのついた窓に彼女のシルエット。中庭越しにその様子を覗う三人の男たち。これ見よがしではないが扉が印象的。冒頭には悪態をつく彼女を女性の看…
>>続きを読む嵐の後には凪がくる。
独房に入れられて泣き叫ぶスサーナ。そこにいるのはコウモリ、ネズミ、蜘蛛って、そんな所オレでも泣く笑。神に祈って鉄格子を掴んで揺らすと、カポッと外れてあっさり脱出。ショーシャン…
このレビューはネタバレを含みます
少年院を脱走した娘、スサーナがある農園主の家に転がり込み、ディオ・ブランドーも思わずメモりそうな勢いで男性陣を虜にして家を乗っ取ろうとする。
アンダルシアの犬でお馴染みルイス・ブニュエルによるファ…
警察に追われるとかの心配はそっちのけで、そこにコミュニティがあればついつい本領を発揮せずにおれないスサーナ。肩出したら男はチョロい。あざとさよりも強いなにかに突き動かされているような生まれながらの悪…
>>続きを読む>
映画鑑賞メモ
20250919
>
_Demonio y carne
_Directed by Luis Bunuel
_娯楽★★★☆☆
_前衛★★★☆☆
_瀟洒★★★★☆
_感情★★★★☆
_…
「メキシコ時代のブニュエル」をひさびさに観たくて。
割りと(正攻法な)ビッチにしてサークル・クラッシャー的なスサーナの佇まい……半世紀前には「エキセントリックで背神的なキャラ」として扱われていたこ…