観ている間も観た後もずっと胸が締め付けられて、泣きたい気分だ。自分もあの薄暗い森に入ってしまって、出られないような気がして。映画館を出た後もうまく現実に戻れない感覚になった。
語りも演出も、いかにも…
【カラックスは下手な映像作家】
カラックスはあまり好きではないのだけれど、この作品も例外とはならなかった。
主人公たちが破滅に至るのは、背後に父や家の影があるからだろうが、そこがうまく描かれてい…
他の作品と比べて刺さらなかったしよく分からなかったけど、登場人物とか音楽の不思議な魅力でずっと見ちゃう。レオスカラックスらしい前衛的な音楽シーン、暗闇の中でどこの部位かもわからない肌が浮かんだり消え…
>>続きを読む夢の中に現れる黒髪の女性と出会い、昔別れた姉であると語る彼女に振り回されるボンボン新進気鋭作家の話。
〈メモ〉
・「この世の箍が外れた。何の悪意かそれを直す役目に生まれるとは」
・服脱いでる途中、…
メルヴィルの『ピエール』が原作という事もあり、それまでのカラックス作品とは異なる作風
序盤は綺麗な豪邸を舞台にクラシック音楽が流れ始めて驚いたが、破滅に向かうにつれてカラックスらしさが強くなり楽しむ…
生命力のカケラも感じられないカテリーナ・ゴルベワが凄く美しい。人間が削ぎ落とせる全てを無くした様な雰囲気。特に顔立ちがドニっぽいな…と思ったらやっぱり出演していた。登場人物達は何に対してそんなに苦し…
>>続きを読む公開当時、金沢で鑑賞したが、アレックス三部作の熱にうなされていた自分では前半部から疑問が多すぎて全く理解できず、困惑した記憶が残っております。本日再見に至りようやく一部を理解できたのでメモとして残し…
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