子どもが増えてくにつれて愉快さも増してくる。登場するほとんどは裕福な人たちだけど、裕福さに対して作り手の側に妬みや侮りは見られないので、風通しも良い。
一方で、例えば大臣夫妻のあいだで堕胎の話が出た…
モノクロ映画は初めて観ました。
昔の映画だけど随分と面白くて分かりやすいのと、会話のテンポがはやいのに置いてきぼりにされることがないのは何故なんだろう……すごい。
作中で「問題」として扱われている…
戦後ベビーブームで増え続ける人口に苦慮し、人口調節法案を打ち出した厚生大臣(山村聡)一家に、皮肉にも次々と巻き起こるおめでた話で、長男の恋人に始まり、大臣夫人、次女、長女、さらには落とし子まで出てく…
>>続きを読むベビーブームを題材にしたブルジョワ・スラップスティックコメディ。
上品、洒脱、ウェルメイドといった言葉がぴったりの作品ですが、多幸感だけではなく同時にシニカルな目線も入っているあたりが本当にすごい。…
池袋新文芸坐にて鑑賞。
川島雄三天才か〜
内容はというと、戦後の復興を遂げ、ベビーブームと称された爆発的な人口増加による弊害が叫ばれた時代の風刺群像劇なのだが、映画をこう撮るか〜という、斬新さや目…
川島雄三コメディ!楽しいー!
助監督、今村昌平。音楽、黛敏郎。
ベビーブームと人工統制政策への風刺。殿山泰司、芦田伸介、フランキー堺…助演陣が豪華すぎる。
厚生大臣山村聡の一家騒動。血縁関係の込み入…