抽象的な画作りと限定的な舞台設定が寓話性を高めている。
『他人の顔』然り意図的に日本的なものを出来るだけ排除し、無国籍的な画面を作っている(無類にかっこいい)。
内容は所謂ソリッドシチュエーションス…
原作既読
ロケーションと美術のリアリティ、白黒の画も相まって少しホラーな異世界感も表現出来ている。本当にあるかもしれないとさえ思わせる木目細かい脚本と主役2人も良い。安部公房らしいメタファーと皮肉を…
蟻地獄に取り込まれてしまった男のお話
岡田英次と岸田今日子のほぼほぼ二人芝居劇
原作 安部公房と聞くだけで鬱屈として変な気持ち悪さが押し寄せてくるのです。
やはりなのです。
設定がどうのとか雨が降ら…
原作者安部公房自ら脚本を担当した本作は、1964年のカンヌ審査員特別賞並びにその年のキネマ旬報1位など邦画各賞を総ナメにした。どこかSFちっくなストーリーと勅使河原宏のアーティスティックな映像美が高…
>>続きを読むこの時代に
と人はよく比較する
僕もそのひとりだ
こんな時代にって
ボソボソと呟くように
でも本質は同じ
進歩も退化も日常となれば
人はそんなに時代時代で変わってはいない
何よりも本作を観ると…