このレビューはネタバレを含みます
この映画は、日本映画だが、長く続く、日本の社会風土批判となっている。タイトルは、『武士道残酷物語』となっているが、この映画の、『武士道』とは、『大和魂』や『サラリーマン』って意味でもあり、上司の言う…
>>続きを読む日本人の精神性を武士道という視点から、主君に仕え個を犠牲にして集団として生きてきた先祖の話から現代に伝わるまで、その果てが"神風"という究極なのかと、奇妙とすら思っていたその精神性を、戦後当時も今の…
>>続きを読む萬屋錦之介というと、拝一刀くらいしかイメージがなくて、しかもその拝一刀すら見たことがない。恥ずかしながら、初・錦ちゃん。
タイトル通りの残酷物語。萬屋錦之介が江戸時代から昭和まで、侍や特攻隊員やサ…
あらすじも見ずに観たので始まり方にまず驚いた。現代までの7代の血縁者を1人で演じる錦之介。
4代目の生涯はまさに表題通りの残酷物語…壮絶すぎる…
歴代主君は揃いも揃ってエゲつない。特に男色森雅之…
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なんと虚しく遣る瀬無い物語であろうか。
男社会が作り上げた構造の中で翻弄される人々の痛切さを鮮やかに描いた傑作!晴れやかな展開などあるはずもなく、そこにあるのはただただ家父長制という茶番に踊らされる…
主君あっての侍。露悪的・加虐的な忠義の強要、パワハラ的傲慢・強権の圧力。現代主人公の家系記録の想起、現代への回帰。被虐・薄幸・自己犠牲の螺旋からの離脱。シネスコのたっぷりした構図が良い。「一生務めな…
>>続きを読む記録用
今井正監督作品。
脚本は溝口健二作品で多数書いている依田義賢。
鈴木尚之。
7代に渡る悲惨な被虐の歴史は現代にも続く呪いか?
現代パートであるサラリーマンの飯倉は婚約者の自殺未遂で失意に…
面白かった
多分日本一運が悪い家系の話
前半の1時間はあまり面白い展開がなくてつまらないと感じたが後半の1時間でかなり見応えのある話になってくる
特に終わりから2番目の話は三船敏郎の傑作上位打ちに似…
隠れた名作
ビックリ
日本の尊敬と美徳の対象とされた武士道の全否定w
新しい!
関ヶ原以降から現代までを同じ主従関係のまま演じる構成
同じ演者でと言う安直なようで、実に秀逸な演出
武士道のキモ、…
©東映