野比ぃ!廊下に立っとれぇ!
「野火」。
自分はこのタイトルの読みが分からなかった(…またか)。
タイトルの読みが分からないということで、先日も映画「東京暮色」にて受付で恥をかいているので、君子同…
市川崑のこちらの'59年盤と、塚本晋也の15年盤どちらも観たが、邦画の戦争映画にしては、よくできていた方。おもしろかった。ただ、市川崑作品モノクロ映画であるのと、塚本晋也作品の方が無駄な部分を省いて…
>>続きを読む戦争を実際に経験した人々による戦争映画
現代の戦争映画とは違って、美談としては描かないし、英雄も出てこない
ただ、武器も食糧も無いまま、殺されるのを待つだけの兵士
極限状態に陥った生き残った兵士…
前情報を入れずに見たら、期せずして食人を取り扱った映画だった。
それも極限状態、食料が本当にない状態でそれしか選択肢がなかった時、食べるか食べないか。
そんな人を食べるということの他に、自然の普遍…
塚本晋也版と比べると、そこまで差は感じなかった。でもモノクロと言うだけで、戦争映画にリアリティを感じてしまう部分はあるな。
「ここをたべても、いいよ」
バタリと伏せたその疲体は、二度と起き上がる…
市川崑映画祭にて、塚本晋也監督トークショー付。
原作、塚本晋也版鑑賞済み。
最初のシーンで、分隊長がそこまで解説するか?というくらい細かに戦況や心情を教えてくれる。この心情の表現が、序盤他の兵士か…
プロントン目指して兵士が土手を登って行くシーン。白黒映画であることも手伝って、地を虫が這っていくようにも見える。気持ち悪い。
兵士たちの死は全く美化されていない。雨の行進のなか、泥水に顔をうずめて…