ネタバレ
知能障害児や悪童の理念的教育を描いた物語
1948年モノクロ映画
数字を数えられず、授業にも集中できない知能障害児。
その障害児を悪巧みでいじめる悪童。双方を遠巻きに見つめながら根気よ…
【善意のかたまり】172
「忘れられた子等」でも「ぼくはずいぶん待ったよ」と言ってた笠智衆ですが、前作にあたるこの映画でも、ひたすらに子どもを待ちます。どこの学校でも上手くいかなかった寛太のことも…
いかにも道徳的だ。子どもたちの取っ組み合いの喧嘩の潔さ、そして、悪意に勝る善意の崇高さ。
ディゾルブや多重露光など、画面構成の丁寧さが要所要所で光る。息子の様子を確かめる為に学校の階段を駆け上がる父…
9/23@新文芸坐
精神薄弱の少年とそのクラスメイト達、担任教師の成長物語。
カンちゃんを温かく見守り指導する笠智衆先生。それに習って手を繋ぐ子どもたちの姿に心が洗われる😊
転校してきたガキ大…
稲垣浩が清水宏や羽仁進に並ぶ子役使いの名手だと実感した1作
ドキュメンタリー的でありながらここぞと言うタイミングでドリー撮影などを行うあたり、稲垣がモノクロ映画で培ってきた技術の総決算が垣間見えたよ…
学校に馴染めず転校を繰り返す精神薄弱の児童が、新しい学校で、理解のある担任と協力する子供たち、そして最初は心を開かなかったガキ大将とも仲良くなり、卒業して行くお話。心が洗われるような映画で、とても良…
>>続きを読む戦後民主主義の権化たる笠智衆。稲垣浩がどれほど子どもたちの顔を信頼しているか。その信頼に120パーセントで応える子どもたち。わんぱく相撲のシーンが際立って傑出している。がっぷり四つでクルクル動き回る…
>>続きを読む【1948年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
田村一ニの児童文学を『宮本武蔵』『無法松の一生』の稲垣浩監督が映画化した作品。伊丹万作が脚本を執筆したが、完成を見ずに亡くなってしまった。
当時…