デヴィッド・リンチ監督処女作。異形の赤子が招く悲劇。耳を劈くようなノイズ、人間の二面性を呈す悪夢さながらの前衛表現、そしてモノクロ映像が為す不安感が常に消えない。一度観たら脳裏に焼き付くリンチの独創…
>>続きを読むデヴィッド・リンチ監督作品。彼の作品は「砂の惑星」のみ鑑賞したことがある。変な作品を作っているイメージがある。本作も、変な映画、カルト映画、前衛的映画といえると思う。
白黒映画、台詞はほぼ無しで映…
不快指数100%!
悪夢を映像化することに成功した稀有な作品。
グロくて奇怪な赤ん坊、全編を覆う耳障りなノイズサウンド、突然動くチキン、謎の醜い女性歌手など暗黒のイマジネーションが炸裂した怪作。リン…
父親の自覚のなさをリンチのフィルターを通すとこうも不穏なものが出来上がるんだ。不安を掻き立てる音響作りが見事。両親への挨拶を経て妊娠、子育て、育児放棄、不倫と親の通過儀礼をちゃんと踏まえている。悪夢…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
無意識に抱く恐怖や嫌悪感は、「普通ではないもの」を鑑賞する態度の表れだ。
しかし「普通」とは何か。
自分が如何に簡単に偏見を持って物事に接しているかを問われているなぁと勘繰ってしまう。
普通では…