松本清張による小説の映画化作品。
会社内ヒエラルキーの残酷さを丁寧に振っていく時間が長く感じる一方で修羅場のゴルフ旅行シーンなど見どころも多い。
終盤30分のサスペンスフルな展開はワクワクするが…
堅物真面目サラリーマンが、女と会社に壊される話。
1960年代当時の社会情勢がいまいちわからないが、そんなこと会社である?と首を傾げるような描写もちらほら。ただ、会社のイチ歯車など力はないいうむな…
【凄惨な印象が残る】
池部良が銀行という機構に翻弄される銀行員を演じています。
急速に成長していた池袋の支店長に抜擢されるところから話は始まります。この映画が作られた1960年代の初頭、池袋は渋…
1961年 監督:鈴木英夫
2022.09.18視聴-425 評価3.3
● 池部良(沖田)
● 新珠三千代(奈美)
●平田昭彦(桑山)
前作品とは全く関係なし。前作の恐ろしさはない。第一集が面白…
松本清張の『黒い画集』の中の1編の映画化作品。
この構造には抗えない。暖流に乗った男の転落劇。というよりも一時のまやかしのような。池部良、新珠三千代、平田昭彦の三角関係を軸に支店長になったいち会社員…
池部良、新珠三千代、平田昭彦の三人が次第に悪相になっていく表情の描写が冴える。銀行本店内の広大な空間、執務フロアを見下ろす位置にある重役室の配置等はロケ地(第一生命?)が上手く活用されている。196…
>>続きを読む普通の大人が見れば身につまされる凹む映画。懸命に立ち回った結果、全てが裏目に出てしまい、挙げ句に上司から叱責される。そのイヤな感じがとてもよく出ている。
丹波哲郎から「もう小細工は止しましょう」と静…