言葉を失う。熊井啓監督の映像の力は凄まじく、井上光晴原作に火炙りにされた。 長崎の市街から外れた浦上地区に原爆が投下されてから25年、過去から逃げ続けてきた主人公の医師を中心とした複数の家族の群像劇…
>>続きを読むつらい。
初っ端から映される、一羽の鶏とネズミの群れ。生きたままネズミに喰われ、そして焼かれる。もちろんCGではない。集団で1人をリンチし死に至らしめた者たちの行く末を暗示しているのか?原爆の炎の暗…
かつて炭鉱で朝鮮人を強姦した医師。
無責任にも彼は
『俺は知らんよ』といって炭鉱を出る。
月日がたって彼は長崎県佐世保で、
診療所を営んでいる。
そこにやってくる、
明らかに原爆症と思われる少女…
海塔新田と呼ばれる被爆者の集落に住む人々、江戸時代から続く厳しい身分制度の下で差別された人々、そして在日朝鮮人までの差別を盛り込んだ作品。
言ってみれば被差別部落と被爆者をピカドン部落と呼ぶことで、…
熊井啓の力作。観ていて、幾度の衝撃を受けた。被爆者部落の暴動、そして、被爆者部落をピカドン部落ともよばれていること。部落差別にもまだダークな部分があることを知った。熊井は、次作「忍ぶ川」で評価は確定…
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