◆概要◆
第二次世界大戦中のナチス・ドイツがアウシュヴィッツのユダヤ人強制収容所でユダヤ人を虐殺した事実を描いたドキュメンタリー作品。
◆感想◆
本作は1956年製作されており、当時の映像とともに…
砂漠の砂が奢り誇った東方の都を埋め尽くしてしまったように、忘却が覆い隠してしまおう。 -マルクス・アウレリウス
終戦から10年経ち、初めてのアウシュヴィッツに関するドキュメントだそうだ。あまりにも…
夜と霧、これはヒトラーの総統命令の名前ですが、列車から降りた光景でもありますね。現在の跡地と過去の映像を行ったり来たりするこの編集と音楽が上手く絡んで、迫害の惨状を頭ではなく心に訴えかける、凄まじい…
>>続きを読む有名なアランレネの作品を漸く鑑賞したところである。30分強という短編ながら観終わった際にはずっしりとした疲労感が残った。画面に集中することを強いられたからだろうか。
本作では膨大な死体が映し出さ…
ずっと鑑賞を踏み出せずにいたレネのこの映画を見たよ。
レネ映画にある、あのこの世とあの世を繋ぐような艶かしいトラッキングショットは、今回は…。
言葉にあらわせない残酷な映像と写真とにかぶさる、淡々と…
レネの32分のドキュメンタリー。アウシュビッツ収容所の跡地。そして当時のアーカイブ。詩のように美しいナレーション。ブルドーザーで死体の山を撤去する衝撃・そして石鹸。アウシュビッツを扱ったドキュメント…
>>続きを読むこれは映画があることの意味
レネの映画への解釈は『ゲルニカ』同様抜群
『ヒロシマ』がヒロシマを語れないように、ナチスのホロコーストなんて語れるわけがない。てかレネはもはやナチスうんぬんを語ろうとはし…