オフュルス③
次から次へと人の手を移る耳飾りが人物を結びつけ、メロドラマを紡ぎ、また、破滅へと導く。宝石商が同じ耳飾りを何度も夫に売りつけるのが最高。流れるようなダンスシーンのカメラワーク、長回し…
『祇園囃子』
『西鶴一代女』
『近松物語』
『雪夫人絵図』
を久しぶりに再鑑賞。
あれ?と思い公開年を調べてみると、本作品を含めオフュルスが代表作を連発した時期は溝口監督のそれと重なっています。
…
大傑作。人物を捉え続ける長回しや舞踏会場での鏡の反射が正確無比だし、車窓から破り捨てられた手紙→雪景色へのディゾルブも素晴らしい。あと、乗馬の直後シャルル・ボワイエとヴィットリオ・デ・シーカの会話の…
>>続きを読む傑作。
売ったはずの宝石が巡りめぐってもとの持ち主に帰る円環構造はマックス・オフュルスらしい。
ダニエル・ダリユーが海岸を歩くシーンは『大人は判ってくれない』よりエモーショナルだし、ラストの森の中を…
フランス映画祭にて鑑賞。「現存する映画会社の中で最長の歴史を誇るゴーモン社から珠玉の1本を上映」という言葉につられたのだが、観てよかったクラシック作品。
パリ社交界が舞台なので、衣装や内装なども煌…